群馬県最古級の洋風石造建造物

 桐生市近代化遺産「絹撚記念館」は、群馬県最古級の洋風石造建造物を改装した郷土資料館です。
 絹撚記念館は、旧日本絹撚株式会社の撚糸工場内の事務所棟として大正6年に建てられました。大谷石造り洋風二階建て、外面セメント漆喰、内面漆喰の仕上げ、屋根は鉄板葺(建築当初はスレート瓦)の構造で、全国的にも貴重な関東大震災以前の洋風石造建造物です。1994年に桐生市指定重要文化財となり、2011年の東日本大震災で破損しましたが、修理工事を行い、2013年に桐生市の郷土資料展示施設として一般公開されました。

桐生に関わる歴史資料を常設展示

 絹撚記念館では、旧石器時代から近代までの桐生に関わる歴史を常設展、企画展で紹介しています。1階の常設展示室では、桐生市内の遺跡からの出土品や旧日本絹撚株式会社の資料を展示、桐生市の旧石器時代から近代までの歴史を紹介しています。2階の企画展示室では、パネルや資料を用い、毎回、テーマ・視点を変えて、桐生市の歴史を紹介しているほか、常設展示室では、明治・大正・昭和時代の家電製品などの生活道具を展示・紹介しています。

 絹撚記念館を所有していた旧日本絹撚株式会社は、明治35年に政府の殖産興業施策により設立された模範工場が前身です。戦前、現在のJR桐生駅南口一帯に広大な工場を設置、日本最大の撚糸工場に発展しましたが、第二次世界大戦中の昭和19年に軍需工場に接収され、戦後、現在地での操業は再開しませんでした。撚糸とは織物に加工する前の糸に「ヨリ」をかける工程であり、工場の建物は鋸屋根でフランス式の撚糸機を備えていました。
 絹撚記念館の観覧料は、大人(高校生以上)150円(30名以上団体110円)、小人50円(30名以上団体35円)。開館記念日(5月3日~5月7日)、群馬県民の日(10月28日)、文化財保護強調週間(11月1日~11月5日)は観覧無料です。織物の街「桐生」の別の側面を見学されてみてはいかがでしょうか。

店舗情報

絹撚記念館

群馬県最古級の洋風石造建造物を活用した郷土史資料館

営業時間
:09:00〜17:00
定休日
:月曜日 (祝日の翌日(月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始(12月28日から1月4日)は休館)
住所
:〒376-0000 群馬県桐生市巴町二丁目1832-13
電話番号
:0277-44-2399
URL
http://www.city.kiryu.lg.jp/kankou/bunkazai/1002115.html

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