全国各地の寺社のお守り用袋生地を製織

 岩秀織物は大正2年(1913年)創業。「ガシャン、ガシャン」と機械の音がリズムよく聞こてくる工場で、金襴(きんらん)のお守り袋用生地や掛け軸の裂地(きれじ)など、金銀糸を織り込んだ鮮やかな布地の織っている織物工場です。事前申込で工場内を無料見学できます。

お守りの織柄は2000種類以上

 同社が手掛けるお守りの織柄は2000種類以上。工場で稼働するジャガード織機は1日約100mの生地を織ることができ、問屋から発注された全国各地の寺社のお守りで使われる袋用生地として納入しています。全国の寺社のお守りで使われる袋用生地、その約6割は同社をはじめとする桐生市内の織物工場で製織されたものです。

 工場で稼働するジャガード織機は5台。半世紀近く現役で、岩崎親道代表が1人で織機5台を操作し、妻の愛子さんが「縦つなぎ」と呼ばれる織物の縦糸をつなぐ工程を手伝っています。織機1台で約6000本に達する縦糸や横糸を取り扱い、生地を織っている最中、1本でも切れるとセンサーが働き、自動停止します。停止した場合は糸をつないで再開します。

 同社工場は、桐生市の観光ガイドなどを手掛ける桐生再生(清水宏康社長)が運営する「四辻の齋嘉」の南に位置し、県内外の見学者が訪れます。工場見学は、桐生再生の観光案内コースに組み込まれているほか、電話での事前予約で無料見学できます(見学時間は7時~18時まで)。
 

 同社の岩崎代表と桐生再生の清水社長が高校の同級生という縁があり、「桐生の観光の力になれば」との思いで工場見学を受け入れるようになりました。岩崎さんは「後継者はいないが、体力の続く限り操業を続けることで、桐生観光の一助になれば幸いです」と語ります。
 みなさんも、お守りの生地がどのように作られているのか、その工程を見学されてみてはいかがでしょうか。

店舗情報

岩秀織物

全国の寺社のお守り袋用生地を製織。工場見学ができます。

営業時間
:10:00〜16:00
定休日
:なし (見学所要時間30分。電話にて事前予約が必要。)
住所
:〒376-0053 群馬県桐生市東久方町2-1-43
電話番号
:0277-44-4949

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