桐生焼きそばの定番「ポテト入り焼きそば」

 桐生焼きそばの定番、「ポテト入り焼きそば」。同店では、無添加の自家製麺、群馬県産の野菜(キャベツ、もやし)を特製ウースターソースで炒め、一口大のジャガイモを添えた「焼きそば」、さらに炒めたお肉も加えた「肉入り焼きそば」の2種類をメインに提供しています。

 同店の「焼きそば」は、麺を高火力の鉄板で炒め、表面はパリッと、中はフワっと仕上げ、3種類のソースをブレンドしたオリジナルの特製ウースターソースで、酸味の少ないコッテリとした食欲のそそる味付けが特徴です。ジャガイモは、北海道産の男爵薯(夏場は地物産)を使用。男爵薯は麺と一緒に炒めると崩れやすいため、麺とは別に蒸かしてから炒め、盛り付け時に麺に添えて提供します。男爵薯のホクホクの食感が特徴です。「肉入り焼きそば」の肉は、群馬県産「もち豚」を使用。下味を付けた豚肉を麺とは別の鉄板で炒め、麺の上に盛り付けて提供することで、加熱調理の仕方が異なる麺と肉、双方の美味しさを引き出しています。

「焼きそば」は電話予約可、キーマカレーも

 昭和を感じさせるレトロな店内で食事できるほか、電話予約によるテイクアウトも受け付けており、お昼時には多くの引き取り客が来店します。「焼きそば」は作り置きはせず、注文を受けてから調理することから時間を要するため、テイクアウトは早めの電話予約がお勧めです。

 同店は堀江歌子さんが1982年に桐生市内で開業、2002年に現在の店舗へ移転、イタリア料理などの料理人を経験した二男の堀江 勝さんが2010年に二代目として引き継ぎました。「肉入り焼きそば」は二代目の勝さんが発案。また、小麦粉を使わずにスパイスだけで調合した特製ルー、鳥の挽肉、数種類の野菜で作ったヘルシーな「キーマカレー」もメニューに加えました。また、夏場は日光天然氷で作った「かき氷」も提供しています。

戦後間もなく親しまれた「子供洋食」を手本に

 ジャガイモを加える「桐生焼きそば」のルーツは、戦後間もない頃、桐生市・足利市周辺の「チンチン屋台(リヤカーの引き売り屋台による行商)」が子供達のおやつとして売られていた軽食と、ソース焼きそばが合体して生まれたものと言われています。

 桐生市では「子供洋食」、足利市では「ポテト」を言われた軽食は、蒸かしたジャガイモなどをソースで味付けして炒め、三角形に折った新聞紙の包装に入れて販売したもので、時の経過とともに、ジャガイモを焼いた同じ屋台の鉄板で焼きそばも焼き、一緒に販売するようになり、各家庭でも作られるようになりました。
 初代の歌子さんは、この「子供洋食」を手本に、ジャガイモ入りの焼きそばの販売を始め、工夫を重ねて現在の麺にジャガイモを添えて提供するスタイルを確立しました。歌子さんは「長年、焼きそばの調理していると、麺が一番に美味しく仕上がった時が目に見えてくる」と言い、丁寧に調理することを心掛けてきました。今は二代目の勝さんが引き継ぎ、地元桐生の味を提供しています。

店舗情報

ほりえのやきそば

桐生市民のソウルフード「ポテト入り焼きそば」

営業時間
:11:00〜18:00
定休日
:火曜日・水曜日
住所
:〒376-0031 群馬県桐生市本町3丁目5−9
電話番号
:0277-47-3680

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